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日本のドラッグストアで買うべきもの

効いている要因生産地との距離為替

訪日客にとって、ドラッグストアは打率が最も高い買い場です。理由は地味で、国内製造であることと、チェーン間の価格競争が本当に激しいこと。マツモトキヨシ、サンドラッグ、コスモス、ドン・キホーテが同じ街区で殴り合っていて、棚に並ぶ商品は輸入品ではなく数百キロ先で作られています。

差が大きいのは二つの領域です。ひとつは市販薬 ── 目薬、湿布、風邪薬。同等品が欧米では処方薬扱いだったり、小売マージンが厚く乗っていたりします。もうひとつは日焼け止めと日常的なスキンケアで、日本の処方は世界的に評価が高いにもかかわらず、海外へは並行輸入の割高な形でしか流通していません。

リストの前にひとつ構造的な注意を。ドラッグストアが安いのは「国産品が安い」という話です。同じ棚にある輸入化粧品は関税と輸入マージンが乗っていて、ここで買う理由はありません。日本で買っていいのは日本が作っているものです。

市販薬・目薬・湿布 ×2–4

目安
なぜ安い
国内製造と、薬局チェーンの価格競争。日本の市販薬の多く(薬用目薬、湿布、総合感冒薬など)は、海外では処方薬扱いだったり、2〜3倍の薬局マージンで売られていたりします。
どこで買う
マツモトキヨシ、サンドラッグ、コスモス、ドン・キホーテ。同じ商品でも店舗間で2〜3割違うので、最初に見つけた店ではなく、3チェーンが向かい合っているような繁華街の激戦区で買ってください。
買う前に
本当の制約は自国側の持ち込み規制です。個人使用の範囲かつ数量制限があり、成分によっては規制対象になります(一部の風邪薬・アレルギー薬が典型)。スーツケースを埋める前に、自国の税関と薬事当局のルールを確認してください。

日焼け止め・スキンケア ×1.5–3

目安
なぜ安い
日本の日焼け止めは処方も使用感も国際的に評価が高く、海外へは主に割高な並行輸入で流通しています。加えて、日本のドラッグストアコスメは品質の下限が高く、デパコスとの差が小さい。つまり安いものを買っても妥協になりません。
どこで買う
デパートではなくドラッグストアで。デパートの化粧品売場は定価販売で値引きがないため、同じブランドでも安くなりません。
買う前に
100mlを超える液体は機内に持ち込めません。まとめ買いは預け荷物に入れる前提で、買い物より先に荷物の計画を立ててください。

コンタクトレンズ・ケア用品 ×1.5–2.5

目安
なぜ安い
日本メーカー・海外メーカーとも、専門チェーンが量販価格で売っています。米国のようにクリニックのマージンが価格を支配する構造になっていません。
どこで買う
駅ビルやショッピングセンターに入っている専門チェーン。処方箋を持参してください。多くの店では今使っている箱に書かれた度数とベースカーブがあれば足ります。
買う前に
国によってはコンタクトレンズを医療機器として扱い、持ち込みを制限しています。数年分ではなく数ヶ月分にとどめてください。

よくある質問

日本のドラッグストアはどのチェーンが一番安いですか?

全国一律で最安のチェーンはありません。価格は店舗単位で設定され、同じ通りにどの競合がいるかで決まります。傾向としては日用品はコスモスとドン・キホーテが強く、化粧品は繁華街のマツモトキヨシが値引き幅を取ります。実務的には、まとめ買いの前に同じ街区の2〜3店を見比べるのが正解です。

日本の市販薬は自国に持ち帰れますか?

個人使用の範囲であれば通常は可能ですが、これを決めるのは日本ではなく自国です。日本の風邪薬・アレルギー薬に含まれる特定の成分を規制している国が複数あり、医薬品全般に申告を求める国もあります。まとめ買いの前に自国の税関に確認してください。

日本のプチプラコスメは実際どうですか?デパコスを買うべき?

日焼け止め、洗顔、シートマスク、基礎的な保湿については、ドラッグストア帯は本当に競争力があり、しかも海外との価格差が最も大きい帯です。デパコスは日本では定価販売なので自国との差は小さく、輸入ラグジュアリーブランドに至っては逆に高いことすらあります。