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USA

アメリカで買うべきもの

効いている要因ブランドの地域別価格戦略関税と間接税

いまのアメリカは、バーゲンハンティングの行き先としては最悪に見えます。インフレ率が高く、サービス価格が高く、その上にチップが乗る。ほとんどのカテゴリではその読みで正しい。ただし例外が一つあり、それだけで渡航を正当化できる大きさです ── アメリカ発の衣料とアウトドア用品を、それらを輸入ライフスタイルブランドではなく普通の小売として扱う国で買うこと。

効いているのはブランドの地域別価格戦略で、しかも最も純粋な形です。Polo Ralph Lauren、Levi's、Brooks Brothers、Patagonia、The North Face はいずれも米国のモールとアウトレットに量販価格で流れています。日本では同じブランドが、関税と輸入商社と「プレミアムな輸入ブランド」というポジショニング判断の後ろに置かれます。そこに米国アウトレットの常時割引とセール暦が乗るので、差は縮まるどころか広がります。

Polo Ralph Lauren・Levi's・Brooks Brothers ×2–3

目安
なぜ安い
母国市場のモール価格と、日本での「輸入プレミアム」ポジショニングの差。アウトレットは、すでに低いベースの上にさらに常時割引を乗せます。
どこで買う
大都市郊外のアウトレット(Woodbury Common、Desert Hills、Las Vegas North)。11月と1月の百貨店のクリアランスフロアはさらに深い。
買う前に
アウトレット専用ラインが存在し、本店流通品より低い仕様で作られています。アウトレット価格が同じ服の値引きだと決めつける前に、タグと縫製を確認してください。

アウトドア(Patagonia, The North Face, REI) ×1.6–2.2

目安
なぜ安い
アメリカのアウトドアブランドはここでは国産で、小売チャネルが日本にはない形で競争的です。REIの会員セールやPatagoniaのWorn Wear(中古)に、同じ価格帯の日本版はありません。
どこで買う
REIの店舗とガレージセール、ブランド直営アウトレット、山岳地帯の町の中古ギア市場。
買う前に
ダウンとシェルはかさばります。ケースの容積を買うのではなく、機内で着てください。

サプリメント・プロテイン ×2–3

目安
なぜ安い
国内産業が大きく、量販小売が競争的で、規制上も医薬部外品ではなく食品として扱われます。日本では同じカテゴリに規制コストと輸入コストが乗ります。
どこで買う
Costco、Walmart、Trader Joe's、大手薬局チェーン。単価が崩れるのは倉庫型クラブの大容量サイズです。
買う前に
日本はサプリの持ち込みを概ね2ヶ月分程度の個人使用範囲に制限し、米国での売られ方に関係なく一部成分を医薬品として扱います。スーツケースを埋めないでください。

ヴィンテージ古着(実店舗) ×2–4

目安
なぜ安い
供給が国内にあり、まだ選別が済んでいません。日本のヴィンテージ業者はここで仕入れ、輸送し、格付けして売り直しています。その連鎖が走る前に買うことが価格差の正体です。
どこで買う
観光地から離れたスリフトチェーンとエステートセール。大都市のキュレーションされた古着店は、すでに日本市場を意識した値付けになっています。
買う前に
当たる保証のない、時間を大量に使うカテゴリです。分ではなく時間単位で予算を取ること。予定に組み込む買い物としては機能しません。

よくある質問

ラルフローレンは日本よりアメリカのほうが安いですか?

同等品でおおむね2〜3倍安いです。米国ではモールとアウトレットの主流商材、日本では関税と輸入マージンが乗ったプレミアム輸入ブランド。米国のアウトレットでセール中に買えば差はさらに広がります。

日本には免税でいくらまで持ち込めますか?

日本帰国時の個人的使用に係る免税枠は海外市価の合計20万円で、酒類(760ml換算3本)、たばこ、香水(2オンス)は別枠です。これを超えた分は到着時に課税されるので、大量の衣料は税関で利ざやの一部を失います。